梅雨が明けたらいきなり猛暑だ。
猛暑となると昼飯は冷たい

  • そうめん(この際冷や麦も含む)
  • そば
  • うどん
  • 冷やし中華

となる率が急激に向上する。
ローテーションで食べても、似たようなめんつゆ味だと飽きるという物だ。
ここでは、冷やし中華がその味の違いを際立たせてくれ、ちょっとした道化役を演じてくれる。
夏の昼食のラインナップ中の、三枚目役者と言えよう。
話はそれるが二枚目、三枚目というのは歌舞伎における看板の順番を示しており、二枚目が若手、三枚目は道化役が書かれるという習慣から来ている。
歌舞伎での一枚目とは主役を示し、自分にとっては「そば」がこの座に君臨する。
もはやがっつりと、そばがその座に居座っている。
その点、冷やし中華は、たまに食べたい道化役と言っても過言ではない。

海原雄山が下等な物と罵ったとしても、山岡士郎がそれに同意したとしても、自分は毅然として醤油と酢酸もしくは氷酢酸に砂糖を加えて作った甘ったるいスープを、冷蔵庫に常備して普段から暑い日に備えているのだ。
だがしかし、札幌と違い福島県の浜通りともなると、スーパーで菊水や西山の5玉中華麺はなかなか見かけない。
と言うか、もはや生の中華麺のみで売っているお店の方が少ないのだ!

「まいっかー、今度行った店で見つけたときに買えば良いやー」
等と思っているうちに、冷蔵庫に冷やし中華のタレだけが佇み(これは単品で売っている)、中華麺不在のまま、暑い日を迎えてしまうのだ。

そこで頭をひねり、苦し紛れにインチキ中華麺でも捻り出して、この難局を乗り切ろう。
そうめんをゆでる時に、重曹を加えるとインチキ中華麺になるよ。
多少ゆで汁がドロドロしようと、泡立ちすぎて吹きこぼれてしまいそうになろうと、工夫と忍耐で2分間を持ちこたえるのだ。
そうして茹で上がった、いわば「じゅうそうめん」を水でしめて、冷やし中華にするのだ。

「冷やしじゅうそうめん」の作り方

  1. お湯を沸かす
  2. 重曹を湯の中に大さじ2杯、入れる
  3. そうめんをその湯でゆでる
  4. 麺を引き上げ、残った湯をとっておく
  5. 麺を水でよく洗い、冷やす
  6. 皿に盛り、好みの野菜などを飾る
    (南相馬だとデフォルトで各家庭にキュウリがあるはずなので、この機会にすかさず消費する)
  7. 冷蔵庫に常備してあるタレ、マヨネーズ、ごま油、からしなどでお好きな味に整える
  8. 完成

さあ!
あなたの目の前にあるのはもはや、そうめんではないですよ?
アルカリでうっすらと黄色く色づいた、中華麺ですよ?
多少細いけれど、食べるとだいたい中華麺ですよ。

さて、皿を洗う際には、先ほど麺をゆでた、ゆで汁を使いましょう
まだ暖かいでしょうし、糊化したデンプン質が脂分を吸着し、落としてくれます。
ちょうど良い洗剤代わりになるんですな。
ハハハッ!

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