自分、料理するんですよ。

自分は昔から常々、料理は理科の集大成だと感じながら作ってきました。
自分にとっての料理とは、まさに理系の研究材料として、恐ろしく広く深い知識と経験を得られる格好の研究分野です。

そこで、自分が考える理系の料理論をぶち上げて行きたいと思います。
最初に考えなくてはいけないのは、料理とは一体何なんだろう?ということ。
まずは自分なりの料理論です。

料理の定義から始めないと

料理とは、素材のままの状態を指すことはまずありません。
地面から生えている野菜をそのまま食べたり、白魚を漁獲しその場で食べたりする行為は、およそ料理とは言えないでしょう。
定義として、人間が素材に対し何らかの加工を施したものを、料理と呼ぶに違いありません。

ここで一度Wikipediaでも見て確認しておきましょう。

なになに・・?
「料理(りょうり)は、食物をこしらえることで、同時に、こしらえた結果である食品そのもの。調理ともいう。
すなわち、食材、調味料などを組み合わせて加工を行うこと、およびそれを行ったものの総称である。」

・・合ってるようなので、続けます。

次に加工の定義です。
自分が料理をする時に考えながら行うのは、美味しく、食べやすくするための加工です。
この加工にもいくつかのバリエーションが有り、

  • 大きさ
  • 硬度

などを変化させる行為が、料理における加工と言えるでしょう。
(質って書いたのは、加熱や発酵など、主に分子構造を変化させる加工についてです)

一応また、一般的な料理の定義もWikipediaから引っ張って来ますね。
なになに・・?

  • 洗浄
  • 選別と成型
  • 調味
  • 加熱
  • 盛り付け

なるほど。
まぁ、だいたい自分が言いたいことと相違はないです。
続けます。

料理とは偉大です。
一般論においてさえ、なんとこの加工のしょっぱなから、理科の知識がフルに求められてます?!
洗浄ですよ?
いきなり深い知識を試されます。

初回の今回は、理系料理論その1に辿り着けませんでした

概論になっちゃいます。
洗浄とはすなわち、素材の表面に付着した何らかの物質を除去すると言うことで、一般的に無害な液体で流れ落とす方式が普及しています。
簡単に言うと水洗いです。
水で落ちる物質ならこれで良いです。
しかしよく考えないといけないのは、除去しなくてはいけない物質の特性です。

水には溶けない油性の不要物質が付着しているのなら、これを除去するために界面活性効果を持つ洗浄液を用いる必要があるかも知れません。
界面活性効果を持つ洗浄液の筆頭は石鹸水です。
石鹸水は、油に溶ける親油基と、水に溶ける親水基が結合(鹸化)した石鹸を水で溶いた、油も溶かすことが出来る驚異の液体です。
ここで「なにめんどくさいこと言ってるんだよ、中性洗剤を使えばいいだろ」などと考えては思考停止に陥っちゃいます。
それが本当に必要なのか、考えなくて良いですか?
中性洗剤の原理を解析し、自作したことはありますか?
(個人レベルじゃほぼ無理なんで、自分はやったことないですが)
かつて中性洗剤(合成洗剤)がもたらした、環境破壊について考えたことはありませんか?
石鹸の利点と欠点、中性洗剤の利点と欠点を踏まえ、どんな洗浄液を選択するのか、考えないといけません。
もしくはこのどちらでもなく、塩基性(アルカリ性)溶液の筆頭であるアルカリ電解水や重曹水、はたまた酸性水などを用いるのが最適解なのかも知れません。
さらに言うと、洗浄そのものが不要な場合だってあるのです。
落とす物質に対しては、用いる洗浄液の選択はケースバイケースなのです。
これは家事全般にも共通します。

料理について語るとき、こうもめんどくさい話になるとは、薄々感じていた自分ではありますが、実際に書いてみると途方もなく面倒で、ここまで読んでいただいた人には、嫌な気分にさせてしまいお詫びを申し上げます。

料理とは、人間と素材が存在する世界の幾多の現象を解析し、仮説を立て、実験を何度も行い、その結果成果物の完成度が向上するという、極上の体験を得られる至高の行為だと思います。

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