自分は、高倉健さん主演の「幸せの黄色いハンカチ」と言う映画が好きです。
昔々の網走などの映像を見ることが出来て、ストーリーの他にも色々と楽しめるからなのです。

この「幸せの黄色いハンカチ」の次あたりに同じ山田洋次が監督した映画が「遙かなる山の呼び声」です。
これを「Hulu」のラインナップの中にあるのを発見!
健さんはもちろん、倍賞千恵子さん、武田鉄矢や渥美清も出ていて、舞台は道東方面と言うではないですか!
これも楽しめそうです。
ここは先入観ゼロで鑑賞することにしました。

まず出てきたのが主人公である民子さんの家。
三角屋根が印象的なこの家は、通称「三角屋根」と言われる北海道住宅供給公社が供した家です。
今でも北海道の各地で見ることが出来、北海道の風景の一部として有名なこの住宅、作られたのが1960年台だというから、かなりの年季物です。
映画の中でも結構古びて見えます。
家の周囲にあるのは石油タンクと家畜の餌入れ。
しかしこの丸型のタンクは、最近は見なくなりましたね。
日本の住まい−三角屋根・・・北方圏型規格住宅 北海道住宅供給公社

字幕「北国の春は遅い」

いきなり道民の本音が・・
でも僕は、子供の頃は北海道が特殊な気候だということは知りませんでしたよ。
一度本州に行って、戻ってきてみてびっくり!
何と無茶苦茶な気候なのだと驚きましたよ。
夏に網走に帰った時など、夏祭りの日なのに気温は10度に届かなく、入った居酒屋ではストーブを焚いてましたからね、北海道に旅行で来る人は色々注意が必要ですよ。

道東の酪農家、風見さんのご家庭は旦那さんに先立たれた民子さんと、息子の武志の二人暮らし。
武志・・見たことがある顔だなと思ったら吉岡秀隆氏なんですな!
いい演技してますよ。
室内のカットで分かるのは左奥の集合煙突の造形と、右に見えるストーブらしきもの。
煙突の下部に見える扉、何だか分かりますか?
これは、煙突の中に貯まるススを掻き出す作業孔なんですな。
また、大規模な煙突掃除の際には、ここから掃除用具を入れて上に向けて押し込んだりします。
石炭や薪を燃料にすると、煙突にススが貯まるので、昔の家庭では年に何度か、このススを取り除く作業をやってました。
顔が黒く汚れたりして、なかなか大変でしたねぇ。

民子さんの後方に味噌か漬物の樽が見えます。
多分漬物でしょうね、中はニシン漬けか飯寿司でしょう。
でも親子二人で食べるにしては飯寿司だと大きすぎますかね?
と言うことでおそらくニシン漬けが入っているのでしょう。
室内とはいえストーブから離れると寒いので、この距離でも悪くならない・・ので室内にあるのでしょう(と言うことにしておきましょう)。

武志の背中の後ろに、何やらストーブのような円筒形の物があります。
それにしては何だか足が付いていて、高い場所に設置されてます。
不安定じゃないのかな?

カメラアングル変わって、ストーブが別にあることが分かりました。
先に見えていた円筒形の物は、懐かしい湯沸かし用の水タンクだったんですね。
ストーブの煙突接続部のエルボ部分は凄く発熱するものでして、時には赤熱するくらいに温度が上がります。
ここの熱を賢く利用するのが、この湯沸かしです。
ストーブを普通に暖房器具とて使用し、タンクに水を入れておくだけでお湯を得られるので、なかなかのシステムだと思います。
残念ながら我が家にはありませんでしたが・・

民子さんの後ろに味ぽんがありました!
瓶の形状とデザインは、今とほとんど変わっていないですね。
ここまで変わっていない商品デザインと言うのは、珍しいのではないでしょうか。

民子さんは突如転がり込んできた男、田島に照明用として石油ランプを渡します。
納屋の照明用なんですね。
この石油ランプ、昔はどこの家庭にも1個や2個はありましたね。
僕が物心ついた頃には電気照明が当たり前で、ランプは主に停電時など緊急用に使われていました。
田島はランプの火に手をかざし、暖を取ります。
照明用のランプからはほとんど熱は出ないでしょうが、よほど寒いんでしょうね。
春とはいえ、北海道の夜は冷え込みますからね。

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