昔から道民は、
・冬になると暖房をマキシマムに点け、
・Tシャツとパンツ姿で、
・輻射熱で顔を赤くしながら
アイスを食べるのが習わしです。

なんでこうなったの?
って思う方も多いでしょう。
実は訳があるんです。

昔の北海道の家は、現在に比べて低気密、低断熱でした。
つまり、生きて行くために空気が冷えていくスピードに打ち勝って、室内の空気を温めなくてはいけなかったのです。

そしてその当時のメインの燃料は石炭。
これ、ご存じの方はもう少ないと思いますが、火力の調整が難しく・・って言うかほぼ無理!
だるまストーブのように石炭を継ぎ足して燃やしていく形式ならまだしも、多くの家で使われていたルンペンストーブでは、火を付けたら後は石炭任せ、暖かい日でも寒い日でも、石炭はひたすら自分のペースで燃え続けたのです。

もちろん吸気窓の開け閉めで、ある程度の調整は出来ましたよ。
でも寒い日などは、閉めきった吸気窓から盛んに空気が取り込まれました。
そうです、
温まった室内の空気、そしてストーブからの排気は、煙突に向かって流れていきます。
この時、外気が低ければ低いほど、温まった空気の移動速度が上昇し、ものすごい勢いで外に吸いだされていくんですよ。

なんと言いますか、ターボチャージャーのブーストを上げた感じです。
寒い時期には、燃焼エネルギーの効率は相対的に暖かい時期より高まり、ストーブもブンブン言いながら盛んに燃えますし、ターボエンジンも夏よりパワーが上がります。
(これを僕は自然のインタークーラーと呼んでいました)

さて、道民にとって、アイスはそんな状況下で好まれます。
道民の家の、壁際は氷が着くほど冷えていますが、家族はみんなストーブの周りに集まってきます。
ストーブにあたっている部分は熱くなり、逆側は冷えます。
そこで道民は、豚の丸焼きの要領で、自身の体を回転させ、まんべんなく体を温めます。

風呂上りなど、この体勢でアイスを食べながら服を着ていくのです。
道民にとって、アイスは冬に食べるものだったのです。
そして冬場はバニラ系が好まれます。
だって夏場には別な味が食べたくなるでしょ?
レモンとかソーダとか・・
清涼感が高い味のほうが、いいじゃないですか!
その点冬になると濃厚な旨みを味わいたくなるでしょ?
自然の理なんです、向井理なんです。

ちなみにほとんどの道民の家庭に、コタツはありません。
暖房をふんだんに使用することで、コタツは不要とされています。

話変わりますが、僕は福島の大学に通った経験があるのですが(もちろん福島に住んで)、その頃、夏に買ったアイスの、その融けるスピードのあまりの速さに驚いたことがあります。
危うく食べかけのガリガリ君を地面に落としそうになりましたよ。

その後、大学の後輩に北海道出身のヤツが入ってきたのですが、ヤツの場合は生協で買ったガリガリ君を落としてましたね。
融けるスピードの予測を誤ったのです。
これは北海道出身なので仕方が無いのです。

でもヤツはこれで、「どこかどんくさいヤツ」と思われるようになってしまいました。
あー
アイス落っことさなくて良かったー(←変換してくれない)

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