道庁赤レンガ庁舎

札幌の街は美しい。

この美しさは、東日本髄一だと思う。
移り変わる季節が街の表情を変えてゆく事もあり、札幌の風景は見飽きることがない。
札幌在住の自分がこう思うくらいなので、札幌の風景は旅行者の方々の心にも多かれ少なかれ残っているのではないだろうか。

行政機関である札幌市や、北海道も自覚している。
今回撮影した北海道庁赤レンガ庁舎は、何と明治21年の建物だ。
赤レンガ製なので耐火性は抜群なのかと思いきや、内部構造は殆ど木製で、そのせいか明治42年には外壁を残して内部を全焼、一度中身を生まれ変わらせている。

他にも赤レンガ製の建物が札幌に多いのかというとそうでもなく、有名な時計台や豊平館は木製だし、札幌市資料館は札幌軟石と呼ばれる、切り出された白い石で出来ている。
テレビ塔に至っては鉄骨製だ(どうでもいいか)。

この赤い建物の印象はなかなか強烈で、北海道のシンボルとしてふさわしい建物となっている。
もっとも、最初からそのつもりで作られた建物でもあり、権威の象徴と言う、あまり親近感を持てないイメージを背負っている。

この赤レンガ庁舎、持ち主は勿論北海道だ。
札幌市は観光で幾分潤っているのだが、都道府県の一つである北海道は、あまり裕福とは言えない。
ニュースで見ても、いつも職員の給料をカットする話題ばかりで、裕福とは言えない自分から見ても気の毒に見える。
そんな北海道でも建物をライトアップして高額な電気量を支払っている。
この建物の美しさに、道としても絶対的な自信を持っていると言う訳だ。
(なんか糾弾してるような表現ですが、違いますよ・・)

北海道庁赤レンガ庁舎が、夜になるとライトアップされて、暗い夜の空に堂々としたその威容を誇っている。
このあたりは街灯も少なく、周辺にはネオンなどもないため、より一層ライトアップの効果が発揮されている。

しかし大きな建物だ。
塔を除くと地上2階建てだというのに、周囲の8階建てビルくらいの高さはある。
これが開拓間もない何も無い札幌の地に建っていた様子を、頭に思い浮かべる時があり、その度に驚愕する自分なのである。

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