北海道の中学校教師を親に持つ私の場合、3年ごとの親の転勤が、それまで住んでいた家「教員住宅」との別れとなりました。

以前にも書きましたが、最初に住んだ網走の教員住宅には、風呂がありませんでした。
網走湖荘まで足を伸ばし、風呂を求めました。
網走湖荘では、いつも玄関横に飼われていたシカ(バンビと呼んでいました)が、私を待ちくたびれた目で待っていてくれました。
私の事を、友達だと思っているのだと、当時の私は思っていました。
・・でも今考えると、何も考えていなかったんでしょうね。

近所に住む用務員さんの家でも、よくお風呂をいただきました。
しかし風呂は、子供にとっては恐怖体験の現場にもなり得ました。
ある日私は湯船の外から、風呂の中で泳ぐ「フリッパー」のおもちゃを取ろうとして手を伸ばしました。
その後、私はマンガのワンシーンのように、頭から風呂に落ちました。
とっさに居合わせた父親が、私の足を持って引き上げたそうです。
トラウマですよ。
告白しますが、未だに私はクロールで泳げません。
背泳ぎならできない事も無いのですが、いまいち実用性に欠けますよね。

そんなある日、祖父が「湯船」を我が家にプレゼントしてくれたのです。

「湯船」ですよ!?
どこに置けと言うのでしょう?
かくして、家の横にあった「物置小屋」が、我が家の風呂場となりました。

風呂なしの教員住宅に、無理矢理に風呂を設置してしまう・・
荒唐無稽な思い出です。
思い出すと笑ってしまいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)