北海道だけの事

札幌民家考

仕事の関係で、札幌の民家を研究する事になった。

と言うのは、Webサイト作成のクライアントに、ポータル開設を薦めたためだ。
何も先方がポータルを作りたいと言った訳では無いが、成り行き上ポータルの形が理想に近く、ヤッチー!マイナー!(ルーシー・リュー風に)と言う感じで進む事となった。

札幌の山鼻近辺などには、デザインは洋風な木造建築がいくつもある。
どれも高層マンションに挟まれながら、大概手入れが行き届いており、前を通るとたまに、家の主と思われるご婦人の姿も多く見かける。

どうも、大正期から昭和初期に流行した建築様式らしい。
ネットで情報を収集するも、こんなピンポイントな情報は皆無に近く、業を煮やして昨日、中央図書館に足を運んだ。

するとどうだろう、図書館2階の奥、さっぽろ資料室にそんなピンポイントな本を多数見かけた。
中でも面白かったのが「北海道住宅史話」これは上下2巻。
それと「北の住まいと街並」。

残念ながらこの2冊は禁帯出となっており、そのフロアで読むしかなかった。
この他、かなり重い本を含め5冊を借りてきた。
肩掛鞄を持ってきて良かった。
しかしそれでも、肩に対するダメージは相当なものだったが…。

薄い木の板張りが特徴な札幌の家は、どうやら強力なストーブの存在によって形成されたらしい。

もともと開拓使や屯田兵、更に戦後も行政によって多くの安価な木造住宅が建てられたが、基本的に民家と言うのはこのレベルを脱却するのが遅れた。

初期は囲炉裏で暖を取っていた民家に、ある日ストーブが持ち込まれた。
ストーブの燃料は石炭で、産地が点在する北海道においては、その価格も破格の安価だったと聞く。

安普請の家に、強力な暖房。
これにより、北海道独自の家が生まれた。

同時に、家の中のモラルも破綻して行ったと聞く。
冬だけ、ストーブがある部屋に家族全員が集まって生活を行う中で、客間も使わなくなった。
客に対する不作法が、寒いと言う理由で正当化されたのだ。

これが、北海道人の気質を形成する大きな要素であるらしい。

なにやら、無茶苦茶収穫のある調査である。

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